学校の受付では、100人以上の人々で溢れていました。ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、イタリア、台湾、韓国人、日本人も10人位混ざっていました。そこで、愛知県から参加している大学生のマミちゃんと隣どうしになり、色々話しました。母国語は使えないので、英語ですが、マミちゃんは不安そうでした。
それから、グループに別れて、オリエンテーション、そして試験会場に向かいました。レベル分けをするのです。10人位ずつテーブルを囲んで座り、各自、自己紹介をするのですが、その時、何歳ですか?っていう質問が必ず入っていました。
「外国人に年齢を聞くのは、マナー違反とよく聞きますが、ここでは別のようです」
私の順番が回ってきました。一通り自分の事を話した後に「HOW OLD ARE YOU?」
と尋ねられました。
私は「シークレット」と答えると、皆が笑いました。
ここでは私が一番の年長者のような気がしました。けれど、これからは私くらいの年齢層の人が語学留学することが段々増えていくだろうなと思いました。
テストが始まりました。A4版7枚くらいのペーパーテストで難しかったり、簡単だったりしました。
それから、先生一人に生徒三人での面接が始まりました。私とベネズエラ人と日本人の男の子「つよし」でした。
つよしは、紫の小花模様の甚平を着て、ピンクのキティバックを持っていました。おまけに髪は金髪でした。
私は笑ってしまいました。彼はヤンキーだと言いました。英語とスペイン語が上手でした。彼は五歳のときから父親の仕事の都合で、11ヶ国をまわって日本に帰り、中学三年生からヤンキーになったと言いました。
ランチの時、マミちゃんと英語塾の先生鈴木さんと思ったよりレベルが高いと話し合いました。
このクラス分けは、テストと面接の結果からですが、文法が得意でも会話が駄目だったり、会話が良くても文法が駄目だったりなかなかバランスが難しいのです。
一日の勉強内容は、文法会話、読み、書き、全部を一日4時間から6時間学びます。
もっと、レベルが低いと思った・・・・・。
と、三人とも同意見。明日はクラス発表の日です。