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主婦でも出来る短期留学


主婦でも出来る短期流[留]学 in Canada

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飛行機が滑るように助走し、フヮーっと宙に浮いた時、私の夏が始まりました。
もう、何十年も前から私は夢見ていました。一ヶ月の予定でカナダに行って、ダウンタウンのパン屋さんへパンを毎日買いに行ってそこの叔母さんと仲良くなりたい。今思えば、不思議な夢だが、とにかく今年は三週間の短期留学へむけて、カナダへと飛行機は飛び立ちました。ミネアポリスで乗り継ぎ14時間かけて、私は言語も文化も異なる国カナダ・トロントに着きました。トロント空港では、学校からの迎えの人が待っていて、ホームステイ先まで送ってくれます。
 何回目かのブザーの後に、けたたましく吠える犬と共に60歳前後の婦人がガウンを羽織って出てきました。シャワー中だったらしい。一通りの挨拶の後、彼女は私を部屋に案内してくれました。八畳程で清潔で明るく、全てが整っていました。婦人はキリッとした、意思の強そうな顔をしたドイツ人でした。彼女が「お腹が空いているか?」と聞いたので「少し…」と答えると、夕食を作ってくれました。私はビックリしました。パンの上にチーズとトマトをのせ、コーヒー、葡萄だけだった。これは凄いダイエットだ…。初日、私は少なからずショックを受けました。   
 <写真;UTAと隣の奥様、フエンス越しにいつも話していました
# by kazue3344 | 2006-05-25 17:32 | カナダ留学


テスト

 学校の受付では、100人以上の人々で溢れていました。ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、イタリア、台湾、韓国人、日本人も10人位混ざっていました。そこで、愛知県から参加している大学生のマミちゃんと隣どうしになり、色々話しました。母国語は使えないので、英語ですが、マミちゃんは不安そうでした。
 それから、グループに別れて、オリエンテーション、そして試験会場に向かいました。レベル分けをするのです。10人位ずつテーブルを囲んで座り、各自、自己紹介をするのですが、その時、何歳ですか?っていう質問が必ず入っていました。
 「外国人に年齢を聞くのは、マナー違反とよく聞きますが、ここでは別のようです」
 私の順番が回ってきました。一通り自分の事を話した後に「HOW OLD ARE YOU?」
と尋ねられました。
 私は「シークレット」と答えると、皆が笑いました。
 ここでは私が一番の年長者のような気がしました。けれど、これからは私くらいの年齢層の人が語学留学することが段々増えていくだろうなと思いました。
テストが始まりました。A4版7枚くらいのペーパーテストで難しかったり、簡単だったりしました。
 それから、先生一人に生徒三人での面接が始まりました。私とベネズエラ人と日本人の男の子「つよし」でした。
 つよしは、紫の小花模様の甚平を着て、ピンクのキティバックを持っていました。おまけに髪は金髪でした。
 私は笑ってしまいました。彼はヤンキーだと言いました。英語とスペイン語が上手でした。彼は五歳のときから父親の仕事の都合で、11ヶ国をまわって日本に帰り、中学三年生からヤンキーになったと言いました。
 ランチの時、マミちゃんと英語塾の先生鈴木さんと思ったよりレベルが高いと話し合いました。
 このクラス分けは、テストと面接の結果からですが、文法が得意でも会話が駄目だったり、会話が良くても文法が駄目だったりなかなかバランスが難しいのです。
 一日の勉強内容は、文法会話、読み、書き、全部を一日4時間から6時間学びます。
 もっと、レベルが低いと思った・・・・・。
 と、三人とも同意見。明日はクラス発表の日です。     
 
# by kazue3344 | 2006-05-16 13:52 | カナダ留学


ルーム№3

 レベル分けされた教室にはいると13人いました。その中につよし、マミちゃんもいたので嬉しかった。日本人6人、ベネズエラ人1人、イタリア人2人、メキシコ人は4人でした。
 英語に自信のあるベネズエラと、つよしはよく発言しました。特にベネズエラ人の彼は四ヶ国語話せました。ルーム№3は中級でした。
 私にとってはしんどい勉強になりました。初級に入ってのんびり会話を主にやりたかったのに、この教室では電子辞書が離せませんでした。何人かはしんどいと言っていました。
 さすが、つよしはよく話せました。イタリア人が何を勘違いしたのか答える順番を間違えて私、まみちゃん、つよしを飛ばすので、つよしはきれかかっていました。
 何日かして、私は旅行社に寄っていたため授業に遅れました。教室に入ってすぐに先生からリーディングを言われました。私の一番苦手な分野の新聞記事でわからない単語がたくさんありました。つまりながら読とむと、つよしが日本語で私をからかいました。私はいたく傷つき、その日から帰って予習をすることにしました。
 つよしはヤンキーを自慢するだけあって、些細な事ですぐきれました。それが外国人にもわかるようでした。その日も様子が変でした。授業中に先生が[つよし、何かあるのか?」と聞くとつよしは「I am Angry (僕は怒っている)」 と答えました。先生が「じゃ、出て行きなさい!」と言うと、彼はバックに本を入れると、ドア-を強く閉めて出て行きました。
 遅れてきて、隅っこにいた私は、つよしの席に移りました。皆はどっと笑いました。「Good」と先生が言いました。 <写真 ルーム№3の先生と生徒達>
ルーム№3_b0099874_1356550.jpg

# by kazue3344 | 2006-05-16 13:51 | カナダ留学


ルームNo4

 ルームNo3の先生は、とても楽しい先生でやさしかったのでクラスを変わることは、残念でしたが、レベルダウンをお願いしました。
 私が、真剣な顔で「ステイ先に帰ると直ぐ寝てしまう、これは、勉強のし過ぎだと思う」と言うと、先生はふきだしました。早速、事務所と相談して、ルームNo4に移ることになりました。
 私の心はすっきりしました。苦しむための勉強ではなく、勉強を楽しむためには自分のレベルにあった処が一番良いのだ、と自己弁護しました。
 マミちゃんや、せっかく仲よくなった生徒達と離れるのは少し心残りでした。部屋に残っていた先生や生徒達と記念撮影しました。マミちゃんとスクールが終わった後、一緒に食事に行こうと約束しました。
 ルームNo4の先生はTV<お姉さんと一緒>に出てくるような、美人で明るく楽しい女の先生でした。
ルームNo4_b0099874_13563556.jpg

このクラスはとてもリラックス出来る雰囲気で、メキシコ人、韓国人、台湾人、イタリア人の10人で日本人はいなかった。
 台湾人の生徒は禁止されている北京語を時々話していました。国立大学生30人が参加しているらしく、休み時間になると仲間がたくさん遊びにきました。私は彼等の話しが全てではないが、聞き取れたので、勉強のつもりで失礼ながら割り込みました。一人の男子生徒が胸をおさえて、「ビックリした!」と言いました。他の生徒達は親指をたてて、「グレイト!」と言いました。
 それから、「日本語でこれは何と言うのか?」と聞いてくるので答えていたら、メキシコ人も韓国人も加わって、皆で母国語を教えあいました。
 40歳をすぎて習った中国語は、いつも私を助けてくれたり、世界を広げてくれます。あり難い・・・・・・と思いました。
 このクラスには、50歳ぐらいの人が2人いました。1人はメキシコから参加しているマリヤで、3人の子供がいて、学校の先生でした。彼女のホストマザーは料理が好きでいつもお弁当を持って来ていました。ステイ先もあたり外れがあるな……と思いました。
# by kazue3344 | 2006-05-16 13:50 | カナダ留学


UTA(ホストマザー)アンド散歩

 UTAはホストマザーです。彼女は夫に早く死別し、2人の男の子がいると言っていました。UTAは、私の前にステイしていた、南アメリカ人の女の子をひどく嫌っていました。その生徒の事を、行儀が悪く、性格も悪く、取り柄のない女の子のように言いました。
 私が着いた日、2階の洗面所が詰まって流れなかった。水が流れないのも、台所の置物が欠けているのも、彼女のせいだと言います。それからしばらくして、私達は車で大きな湖のある公園へ出かけました。UTAは、意地悪そうなかおで、ここには、南アメリカ人の彼女だけは連れて来ていないと言いました。
 そのこと以外は、UTAは結構親切で面白かった。自分でも言っていましたが、料理は期待出来なかった。2日続けて同じ物が出てきた事もありました。たまに、私の好きな料理が出てくると、私は大げさに誉めたたえました。。UTAは嬉しそうに「サンクス!」と言いました。
 私と彼女は食後よく散歩しました。UTAは朝と夜、犬のルンピーを連れて何キロもの公園をあるいています。彼女の家の周りはメルヘンチックな家が並んで建っています。プリンスエドワード島でもないのに、その玄関から赤毛のアンが、今にも出てきそうでした。なのに、出没してきたのは、お腹の出たサンタクロースによく似たおじさんでした。
 彼は時々私達の散歩に参加して来る、よく喋る陽気なフランス人です。
 私には、ドイツ人もフランス人も同じに見える…と言うと、UTAは違うといいました。それは、UTAが日本人と中国人の違いがわからないのと同じ様なものです。
 ある日、サンタクロースに、「フランス語で話してみて…」と頼んだら、彼は陽気に「ぺラペラ~ぺララ~」と言いました。そのアクセントが面白くて、3人で爆笑してしまいました。 
 ルンピーは、日長一日UTAのベットで待っているので、散歩の時間が大好きで、よく走ります。UTAの言葉を理解していて、彼女の言葉に従っています。


UTA(ホストマザー)アンド散歩_b0099874_13431562.jpg

# by kazue3344 | 2006-05-16 13:48 | カナダ留学

    

51歳カナダの英語学校へ留学体験
by kazue3344
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